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SEO完全マニュアル(外部対策)
最近では、Googleの度重なる外部対策における違反行為へのペナルティ発動により、
内部対策重視のSEOが叫ばれています。
しかし、検索ランキングを決定づける要因として、
今も、外部対策(被リンク)は非常に重要です。
外部サイトから運営サイトへのリンクを被リンクと呼ぶ。
被リンクを多く得ているサイトは、検索エンジンに、多くの人から推薦を受けていると見なされ、
サイトの評価が高まり、SERP上位表示されやすくなります。
だが、この外部対策(被リンク)に対してのノウハウは、ペナルティの発動条件を含め、
不確定要素が多く、初心者が不用意に対策を行うと、
簡単に検索アルゴリズムに捕獲されて、ペナルティを受けることになります。
ですので、ここでは、リンクの量、品質、期間、関連性など、
適切な外部対策を行う上での知識をすべて公開していこうと思います。
本記事を読めば、一通りの外部対策を行う知識を得ることが出来るでしょう。
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1.アンカーテキスト
アンカーテキストとは、リンクが設定されたテキストのことをいいます。※下記参照
<a href="http://xxx.com">アンカーテキスト</a>
アンカーテキストには、検索エンジンとユーザーに対して、リンク先のページ情報を伝える役割と、
設定したアンカーテキストの情報(キーワード)で、SERP上位表示する可能性を高める役割があります。
そのため、多くのWEBマスターはサテライトサイトからメインサイトへの被リンクに、
キーワードを含めたアンカーテキストを設定します。※内部リンクもキーワードを含める。
では、どういった形でアンカーテキストを設定すべきかポイントをまとめておきます。
- 説明的なテキスト
- 簡潔なテキスト
- リンク先のページ内容を表すテキスト
- リンクだとわかる書式設定にすること
- 自演リンクはサイト名やURLリンクも含める
- アンカーテキストの内容は分散すること
アンカーテキストへのキーワード詰め込みや、リンク先と関係ない内容「コチラ」などの設定はやめておきましょう。
※「コチラ」で上位表示しても意味ないですよね。
なお、リンク先に関してですが、ペナルティを受けているサイトや、アダルトサイトへのリンクは、
サイト評価を下げる要因となりかねないのでやめておきましょう。
※危険なサイトとは繋がりを持たない方がいいです。
2.SNS連動
ブログとSNS(Twitter、Facebook、Google+)を連動させることによって、
投稿したブログ記事をソーシャルネットワーク上で宣伝することが出来ます。
※具体的な設定方法は第1章のWordPress設定(前編)を参照。
SNSの被リンクには「nofollow」が付いているので、被リンク獲得はできないが、
SNS情報を活用する外部サイトから、被リンク獲得することがあります。
私は「nofollow」が付いているSNSからの被リンクは、トレンド発動時はもちろん、
若干のSEO効果が期待できるものだと考えています。
マット・カッツ氏もSNSの被リンクにSEO効果があるようなことをほのめかしています。
また、SNSに発信した情報がバズれば、
爆発的に被リンクとユーザーを集められる可能性があります。
バズるとは、簡単にいうと情報が爆発的に拡散することです。
ですので、SNSを活用するユーザーに魅力的な情報を発信できるように、
関心を集めるタイトル、アイキャッチ画像を設定します。
そして、それらをSNSで発信するために不可欠なOGP設定を必ず行いましょう。
※OGP設定は第1章で紹介するプラグインでできます。
OGP (Open Graph Protocol)は、Facebook、mixi、Google+などのSNSで使われている共通仕様のことで、
SNSとWEBージを連携させるための情報をコンピュータが読めるように記述したものです。
つまりは、「このウェブサイトはこんなです」っていうことが、SNS上で伝えるために使われる仕様です。
3.無料ブログ
最も手軽に被リンクを得る方法として、無料ブログを活用して、サテライトサイトを作る方法があります。
サテライト(衛星)サイトとは、メインサイトの補助のために立ち上げられたWEBサイトのこと。
育った独自ドメインサイト程の被リンク効果は期待できませんが、無料ですので、空いた時間を活用して構築していきましょう。
なお、無料ブログをサテライトサイトとして活用する際には、以下のようなポイントがあります。
- メインサイトのテーマと関連性のあるブログにする
- メインサイトに一方向のリンクを送る
- サテライトブログ同志をリンクしない
- 重複コンテンツやコピーコンテンツを使わない
- 無料ブログといっても、それなりの情報量を持つブログに育てる
- 出来るならば定期的に更新する
- 一つの会社のブログではなくIP分散のため複数のブログを活用する
上記は、あくまで理想論をいっているので、全てを実践することは、
サテライトサイトの数が増えれば増えるほど厳しくなるでしょう。
ですので、ペナルティになるような行為を行わずに、
自分が運営できる範囲内で、無料ブログを作成していってください。
無料ブログでは、規約を守った運用をしていきましょう。
問題行動をすると、問答無用でブログ削除されます。
参考サイト
4.サテライトサイト
利益が出てきて、サイト運営に余裕が出てきたら、
独自ドメインを使ったサテライトサイトを構築して
メインサイトに被リンクを送りましょう。
基本的な、サテライトサイトの活用方法は無料ブログと同じです。
なお、中古ドメインを活用すれば、
より強い被リンクをメインサイトに送ることができることもあるでしょう。
5.IP分散
4のサテライトサイトの話の続きともいえますが、
独自ドメインを使ったサテライトサイトからの被リンクを受ける際には、
IP分散されていることが重要です。
たとえば、エックスサーバーを活用すればマルチドメインのため複数のドメインを一つのレンタルサーバーに設置できますが、
同一のIPアドレスからの被リンクは不自然ですので、Googleからペナルティを受けかねません。
通常、被リンクを第3者から得る際に、同一のIPアドレスとなることは、ほぼありえません。
※同時期に同じレンタルサーバーに申し込めばありえる。
ですので、サテライトサイトを作成して自演リンクを行う際は、
123サーバー等のIP分散に特化したレンタルサーバーや、激安サーバーを活用しましょう。
6.ナチョラルリンク
サテライトサイトを作成しての、被リンク数のアップを説明してきましたが、
第3者の関係サイトから、ナチョラルリンクが貰えるにこしたことはありません。
そもそも、Googleは被リンク目的のサテライトは認めていませんし、
ナチュラルリンクを獲得する方法として以下のようなアドバイスもしてくれてます。
他のサイトから自分のサイトへの高品質で関連性の高いリンクを作成してもらう最善の方法は、
インターネット コミュニティで自然に人気を獲得する、関連性の高い独自のコンテンツを作成することです。
良質なコンテンツを作成すると、それが利益につながります。リン クは編集者による人気投票のようなもので、
役立つコンテンツの数が多いほど、誰かがそのコンテンツが自分のサイトのユーザーにとって役立つことに気付き、
リンクを作成してもらえる可能性が高くなります。
確かに、今は、FacebookやTwitterなどの普及により、以前よりはナチュラルリンクを得やすい状況にはなっています。
ですが、上記は理想論です。
Googleのいうように、良質なコンテンツを更新していけば、
ジャンルによってはソーシャルメディアで拡散される可能性もあるでしょうが、
現実はそんなに甘くないのです。
ドロップシッピングサイトはもちろん、アフィリエイトサイトの多くのジャンルでは、
ソーシャルメディアで拡散されるようなことは難しいでしょう。
ですので、今も昔と変わらず、質の高い被リンクを得るために自演による
関係性の高いサテライトサイトの構築が重要です。
7.被リンクの受け方
被リンクはただ数多く受ければいいというわけではありません。
ペナルティを受けずに、サイト価値を高められる被リンクの受け方には
いくつかのポイントがありますので以下にまとめます。
- ゆっくり自然につけること
- 下層ページにも均等にリンクをつける
- IP分散
- ソーシャルメディアの被リンクを得る
- サイトテーマが近いサイト(ページ)から被リンクをうける
- サイト品質(ページランクが高い)が高いサイトからリンクつける
- 運営サイトのボリュームと被リンク数を意識する
- 更新頻度の高いサイトからつける
- コンテンツ本文から被リンクをつける
- サイト内リンクでもキーワードを意識する
- サテライトのサテライトを構築する
- アンカーテキストを分散する
- オフラインで宣伝する
- TPA実践者同士で被リンクをつける
- 異なるサイトレイアウトのページからつける
- ペナルティサイトからのリンクは受けない
なお、無料ブログは、独自ドメインで作成するサテライトサイトのサテライトサイトとして活用してもいいでしょう。
8.ディレクトリ登録
現在では、有料ディレクトリからの被リンクには「nofollow」が付くようになったため、そのSEO効果は限定的です。
ですので、被リンク効果とは別に、サイトの権威付けをしたいなどの理由がなければ、
高い金額を払ってまで、有料ディレクトリ登録を行う必要はないでしょう。
ただし、中古ドメインを選択する際には、
有料ディレクトリからのリンクがないよりはあるにこしたことはないでしょう。
9.中・小検索エンジン
そもそも、中・小検索エンジンって何って方のために百聞は一見にしかずですので、このサイトを見て見てください。
リンク先のようなサイトに自動被リンクツール等を活用して登録することによって、
被リンク数を増やして上位表示を目指します。
この外部対策は、現在では被リンクの付け方にもよりますが、
かなりの確率でペナルティを受けることになりますので、長期的なSEOにはなりえないでしょう。
10.有料被リンク
有料被リンクは明らかなブラックハットSEOでありペナルティの対象です。
有料被リンクとは、上位表示するために、
PageRankに基いてPageRankを流すリンクを明らかに求めてお金を払うことです。
有料被リンクとなる判断基準は、マット・カッツ氏曰く、
金銭的に大きな価値があるかどうかです。
※商品券やプレゼント等、お金の代替え品もNG。
被リンクを受けるのでSEO効果は当然ながら期待できるのですが、
問題が発覚すれば致命的ですので、私は有料被リンクの購入はお薦めしません。
なお、Googleがはっきりと有料被リンクにはペナルティを課すことを謳っている現状において、
未だにそのような商売を行っている業者は信用に値しないでしょう。
でも、明らかに有料被リンクサービスを使っているサイトが
SERPで上位表示されているという現実もあります。