学ぼう！主なビタミン

ビタミンは、体の機能を維持する微量栄養素です。三大栄養素である炭水化物、たんぱく質、脂質が体内でエネルギーに変わる時や、筋肉や皮膚など体の構成成分に変わる時に、転換の手助けをします。

ビタミンは原則的に体内でつくることができないため、不足すると三大栄養素をうまく転換できなくなり、体にさまざまな影響を与えます。

色の濃い野菜（略）レバーやウナギにも多く

目の健康に不可欠なビタミンで、視力を保つ役割があります。

皮膚や粘膜を健康に保つ役割も担っていて、全身の多種多様な生理作用に関わっています。

ビタミンAが不足すると、呼吸器などの粘膜が弱くなるため、感染症にかかりやすくなります。また皮膚が乾燥し、爪がもろくなります。

きのこ類や海藻類、豆に含まれますが、豚肉やウナギなどには、さらに豊富。

糖質がエネルギーになるときに必要で、穀物などからも糖質を多く摂る日本人には不足しがち

中枢神経や手足の末梢神経を正常に働かせる働きがあります。

タンパク質や脂質、炭水化物をエネルギーにかえるときに必要で、とくに脂質の代謝には不可欠

目、皮膚、口の中の粘膜を正常に保つ働きをします。

皮膚や腱、軟骨などの結合組織を構成するコラーゲンというタンパク質の合成に不可欠

体内でのたんぱく質や脂質の酸化を防ぐ抗酸化作用が高く、しかもホルモンの生成に関わったり鉄の吸収を促進させたりします。

血液が正常に凝固するために不可欠なビタミンで、反対に凝固を抑制するのにも必要です。

発ガン予防に有効

日焼けによるシミを防ぐともされています。

多く含む食材は、きくらげや干ししいたけ（天日干し）など限られており、野菜からはほとんど期待できない

カルシウムの吸収や骨への沈着のために必要

骨の材料となるカルシウムやリンが充分にあったとしても、Dが不足すると満足な骨はできません。

血液や筋肉内でのカルシウムの濃度を保つ役割も

食物から摂れますが、紫外線を浴びると皮膚でも合成されます。

野菜にはあまり含まれておらず、（略）西洋かぼちゃや赤ピーマンなど限られています。植物油や種実油に多く含まれます。