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糖質制限やメタボのウソとは?ダイエットで糖尿病に!?
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ダイエットで糖尿病に!?

糖質制限やメタボのウソとは?

普通は肥満の人がなる病気、というのが一般の認識です。

なのに近年痩せているのに糖尿病になる人が増えているそうです。

その理由が糖質制限や低炭水化物ダイエット(ロカボ)

にあるとの情報を耳にしたので調べてまとめてみました。

なぜ痩せているのに糖尿病に?

糖尿病は太っている人の病気、痩せていれば糖尿病にはならない、と考えていませんか?
実際に世間的にもそういった考えで認知されており、特に日本はその傾向が非常に強くなっています。

しかし、実際はそうではないのです。
確かに太っている人が糖尿病になりやすいのは事実ですが、痩せていれば糖尿病にならないというのは全くの嘘。
この記事ではそのメカニズムと一緒に解説していきたいと思います。

なぜ糖尿病になるの?

糖尿病には2種類あり、何らかの原因で体内でインスリンが生成できなくなり糖を分解できなくなってしまう「1型」と生活習慣病と呼ばれるインスリン分泌低下、感受性低下などの原因による「2型」の2種類に分けられます。

インスリンは血糖値を下げる働きのあるホルモンで、要するにこれが足りなくなったり効かなくなったりするのが糖尿病の原因、ということですね。

痩せているのに糖尿病になる、というのはこの「インスリン」が血糖値を下げるメカニズムに関係があります。

痩せていても糖尿病になる理由

インスリンは筋肉や脂肪に血液中の糖分を蓄えさせることで血糖値のコントロールをしています。特に筋肉は身体中で最もブドウ糖を蓄えやすい臓器であり、この働きに非常に重要となっています。

しかし、痩せている人は筋肉が少ないためこの筋肉に糖分を蓄えることができず、結果として血中に糖分が残ったままになってしまいます。
これが痩せていても糖尿病になる理由です。

また、痩せている人は皮下脂肪を蓄えにくいため、普段はほとんど貯まらない筋肉に蓄えられる「異所性脂肪」が増えてしまい、さらに筋肉にブドウ糖を蓄えにくくなってしまいます。

炭水化物ダイエットは危険?

こういったメカニズムのため低炭水化物、つまり糖質を制限するダイエットが過剰になると実は糖尿病のリスクを増やしてしまう、という皮肉な結果が見えてきます。

極端な糖質制限ダイエットをすると体で主に使われるエネルギー源である糖分を得ることができません。
その場合、代わりにどこからエネルギーが得られるのでしょうか。
答えは「筋肉」。
人体はエネルギーを得るため自分のタンパク質をアミノ酸に分解しようとします。
この時、筋肉を分解してしまうのです。

筋肉は他の内臓機関と比べて遥かに密度が高く重い筋繊維でできているため、この筋肉が減ることで急激に体重は落ちます。
これが糖質制限ダイエットによって短期間で体重が減る最大の理由です。
そのため脂肪などは特に減るわけではありません。
つまりは痩せているのではなく、筋肉を捨てることで体重だけ減らしているようなものなのです。

もちろん、体重は落ちますがその後の体の状況ははっきりいって悲惨です。
まず筋力が落ちたことで行動に支障が出るようになり、燃焼できるエネルギー源も足りないので倦怠感などの症状が出ます。
さらに骨の密度もどんどん減っていき、骨粗鬆症のリスクも増えていきます。
また、脂肪を燃焼させる筋肉もないため代謝が落ち、高脂質のものを食べるとそれがどんどん内臓脂肪となって溜まっていきます。

いずれは糖尿病に加え、高脂血症などのリスクまで抱えることになってしまうでしょう。
もちろん、本来の意味で糖質を減らすだけならば問題ありませんが、テレビや雑誌などで見られるように糖質を一切摂取しないという方法は非常に危険です。

メタボリックシンドロームの嘘

特に日本人が過激なダイエットに走ってしまう理由として「メタボリックシンドローム」に関する問題点があります。

メタボリックシンドロームとは直訳すると「代謝症候群」であり、本来は代謝に問題がある複数の要因が同時発生しているリスクが高い状態を示す言葉です。
そのため、「太っている状態」を指している言葉ではないにもかかわらず日本では太った人を表現する言葉として定着してしまっているという問題があります。

そもそも病気でない状態で基準が曖昧なのに症候群扱いしている時点で問題だという話もあり、度々論争も起きていたりします。

さらに、国際的にどの判断基準を見ても問題がありメタボリックシンドロームの定義を統一しよう、ということになり2008年、つまり10年前に基準が統一されたのですが、この際にBMIや腹囲に関する数字を基準にはならないというため取り除いています。

しかし日本では未だに腹囲を必須基準としており、世界中のメタボリックシンドロームの患者人数などを比較する場合の障害となっている他、痩せていても代謝異常がある人間を見逃して手遅れの状態にしてしまいやすいという危険性も非常に高くなってしまっています。

言ってしまえばただでさえ曖昧なメタボリックシンドロームという概念を昔の固定観念のまま使い続けているため、そこに含まれない状態に対する理解が不足してしまっているのです。

ダイエットは適度にやろう

炭水化物の摂取量を減らす、というだけならば十分ダイエットとしての役目を果たすことができます。
また、それだけではなく適度に運動することである程度以上まで筋肉を育てて代謝を活発にすることも重要です。

月並みな言い方になりますが、楽に痩せる、なんてのはどこかに無理が出るということですね。
偏らずにバランスよく食べ、しっかり運動することが正しいダイエットと言えそうです。

Source: ダイエットネーバーまとめ




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