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「断続的な断食は突出して優れたダイエット法ではない」という研究結果
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1: 名無しダイエット 2018/11/27(火) 20:38:12.97 ID:CAP_USER

断続的な断食は、近年注目されているダイエット法です。長期間にわたって断食をしてしまうのではなく、あくまでも断続的に行うのがポイントで、1日のうち16時間断食をして、残りの8時間は好きなものを食べる「16:8ダイエット」や、1週間のうち2日だけ完全に断食を行い、残りの5日は好きな物を食べる「5:2ダイエット」などの方法が唱えられています。しかし、「こうした断続的な断食が他のダイエットよりも効率的であるとはいえない」という研究結果を、ドイツがん研究センター(DKFZ)が発表しています。

Intermittent fasting: No advantage over conventional weight loss diets
https://www.dkfz.de/en/presse/pressemitteilungen/2018/dkfz-pm-18-64-Intermittent-fasting-No-advantage-over-conventional-weight-loss-diets.php

Intermittent fasting: No advantage over conventional weight loss diets -- ScienceDaily
https://www.sciencedaily.com/releases/2018/11/181126115842.htm

ダイエットについて書かれた本の中には、断続的な断食は、ヨーヨー効果と代謝の持続的変化によって、従来のダイエットよりも効率的に減量できると断言するものがあります。一方で、ドイツ栄養協会(DGE)は、「断続的な断食が効果的だという科学的証拠は十分だとはいえず、長期的な体重調整には適していない」と、安易な断食に警戒を促しています。

そこで、DKFZの研究者であるRuth Schübel氏率いる研究チームは、150人の肥満を抱える被験者についておよそ1年間にわたって断続的な断食と従来のダイエットの比較実験を行いました。

研究チームは150人の被験者を3グループにランダムに分類。1グループ目は1日あたりのカロリー摂取量を20%減らした食事を毎日摂取し、2グループ目は5日だけ食事をして2日は断食するという「5:2ダイエット」を行って1週間のカロリー摂取量を20%削減しました。対照群である3グループ目には特に食事計画を設けずに栄養バランスの取れた食事を摂取させ、研究チームは、38週間にわたって被験者全員の体重と健康状態を測定しました。

実験の結果、1グループ目と2グループ目で、健康状態の改善に差が見られなかったことが判明しました。Schübel氏は「両方のグループの被験者で、体重と内臓脂肪・腹部脂肪の減少が見られ、肝臓の余分な脂肪も減少しました」と報告しています。

被験者の内臓脂肪の変化はハイデルベルク大学病院のJohanna Nattenmüller医師によってMRT(磁気共鳴断層撮影)によって映像化されました。その結果、1グループ目・2グループ目両方において、体重の減少がわずか5%の人でも、内臓脂肪の20%、肝臓脂肪の3分の1以上を減らしていたこともわかりました。
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今回の研究では断続的な断食によって幸福感が得られるかどうかは確認されていませんが、断続的な断食によるダイエットは、食事療法に基づく従来のダイエットと同程度の効果しか期待できず、必ずしも突出して効率的なダイエットではないことが示されたといえます。

研究チームの1人であるTilman Kühn氏は「一部の人にとっては、カロリーを計算して毎日食べ物を制限するよりも、週2回断食を行うほうが簡単かもしれません。しかし、減らした体重を維持するためにはバランスのとれた食事をずっと続ける必要があります」と述べています。また、Kühn氏は「低炭水化物の食事と低脂肪の食事を比較しても健康状態の改善レベルはほぼ同じであることが現在の研究では示されています。重要なことは炭水化物と脂肪を減らしつつ、バランスのとれた食事を行うことです」というコメントを付け加えています。

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20181127-intermittent-fasting-for-diet/

 


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Source: ダイエット速報




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