そこで今回は、ダイエットを効率よく実践するために必要な「代謝のよい体の作り方&代謝アップの方法」についてご紹介していきます。
代謝の種類は3つある!
ダイエット中に上げたい代謝には3つあります。
■一つ目は、最も有名な「基礎代謝量」
人間の体が機能を維持するために、最低限必要なエネルギー消費のこと。
■二つ目は、「食事誘導性熱代謝量」
食事によって消費されるエネルギーのこと。
■三つ目は、「生活活動代謝量」
毎日生活をしているなかで、活動している間に消費されるエネルギーのこと。
次からは、「基礎代謝量」「食事誘導性熱代謝量」「生活活動代謝量」それぞれを効率よくアップする方法をご紹介します。
「基礎代謝」を上げる方法
基礎代謝量アップがダイエットのカギ!!
基礎代謝は一日の消費エネルギーの70%近くを占めています。よって、この代謝を高めるのが太らない体への一番の近道というわけ!
この基礎代謝量を体の部位別に見てみると、筋肉が約40~50%、肝臓・胃腸・腎臓で約30~40%、脳が約10~15%、心臓が約5~10%となっています。
ここから分かるのは、基礎代謝で消費されるエネルギーは、圧倒的に「筋肉のために使われることが多い」ということ。つまり、基礎代謝を上げるには、筋肉をつけて燃える体を作ることが大事ということです!
基礎代謝を上げるのに必要な筋肉をつけるために、無酸素運動を実践しましょう。ダンベルを使う、筋トレ、スロトレ、陸上の短距離などの運動がそれにあたります。
そして、無酸素運動で基礎代謝を高めた後は、有酸素運動をして脂肪を燃やせば効率よくエネルギーを消費でき痩せやすくなります。ウォーキングやジョギング、水泳などを20分ぐらい無理なく続けることが大切です。
■基礎代謝を上げる簡単エクササイズ
写真のように椅子に座りながらでも、代謝を効率よく上げる方法をご紹介します!
肩甲骨周りには褐色脂肪細胞といって脂肪燃焼に働きかける細胞があるため、以下のようなエクササイズを行うと全身がポカポカ温かくなり、代謝を上げるのに効果的です。
1 指先から尾てい骨まで一直線になるように両腕を上げる。背中が丸くなったり、お腹がゆるまないように注意する!
2 1の状態より、さらに腕を後ろ(後頭部)に引く。肩甲骨から腕が生えているような意識で動かすのがコツ。1と2の動きを10回繰り返す。
次ページでは「「食事誘導性熱代謝量・生活活動代謝量を増やす方法」を紹介します。