ダイエットと筋肉というのは非常に深い関わりがあります。そして、筋肉には筋トレが欠かせません。
ダイエットのときには、筋肉や筋トレというものを理解しておかないと、せっかく体重が減ったとしても思ったような体型にならなかったり、リバウンドしやすくなったりしてしまうことがあります。
ダイエットを成功させて理想的な体型になりたいのなら、ダイエットと筋肉の関係性や、筋肉と筋トレのことをある程度理解しておかないと、せっかくの努力が無駄になってしまうこともあります。
ですので今回のブログでは、ダイエットと筋肉の関係性や、筋肉と筋トレについて詳しく書いていきたいと思います。
ダイエットを成功させるためにも、無駄な努力をしないためにも、筋肉と筋トレのことをしっかりと理解してからダイエットに取り組むようにしましょう。
目次 [hide]
- 1 ダイエットの時は筋肉量も減ってしまう
- 2 理想の体次第で、筋肉量を減らしながらダイエットした方がいい場合もある
- 3 筋肉量が多いと足が細くならない
- 4 ダイエット中に筋肉量が落ちてしまうと、デメリットも多い
- 5 ダイエットで筋肉を落とさないようにするためには?
- 6 ダイエットで筋肉を落とさないようにするためには? ①筋トレ
- 7 ダイエットで筋肉を落とさないようにするためには? ②食事
- 8 ダイエットで筋肉を落とさないようにするためには? ③休息
- 9 脂肪が筋肉に変わることはない
- 10 女性は筋トレしてもムキムキにはならない
- 11 筋肉量と遺伝には深い関係がある
- 12 筋トレをすると筋肉に張りが出て、体重が変わらなくても引き締まった感じがする
- 13 筋トレしても筋肉は簡単には増えない
- 14 筋肉は短期間では増えない
- 15 男性は筋肉量が多いので女性より痩せやすい
- 16 筋肉量を減らさないようにするダイエットは、実は体重が減りにくい
- 17 ダイエットの時の体重の減り方
- 18 ダイエットと筋肉の関係性とは?筋肉と筋トレについて徹底解説!のまとめ
Contents
ダイエットの時は筋肉量も減ってしまう
まず、ダイエットと筋肉の関係性で一番基本的なことがあります。それは、
ダイエットの時には基本的に筋肉量も減ってしまう
ということです。
体重が減る時というのは、体にとってエネルギーが足りていない状態です。エネルギーが足りないので、体を分解してエネルギーに変えます。体が分解されるので、体重が減るという仕組みです。
このエネルギーが足りない状態の時に、一番最初に分解されるのが「筋肉」になります。そして筋肉が分解された後に「脂肪」が分解されます。
なので、ダイエットの時、体重が減る時というのは、必ず筋肉も減るような仕組みになっているのです。まずはこれが基本ですね。
しかし、ダイエットの時に筋肉が落ちてしまうと、様々なデメリットがあります。
例えば、基礎代謝が落ちてしまったり、筋力・体力が落ちてしまったり、体脂肪率が思うように下がらなかったり、体が思うように引き締まらなかったりです。
ですので、基本的に理想的なダイエットというのは、
筋肉量をなるべく減らさずに、脂肪メインでダイエットする
ということになります。
理想の体次第で、筋肉量を減らしながらダイエットした方がいい場合もある
先ほどは、基本的に理想的なダイエットというのは、
筋肉量をなるべく減らさずに、脂肪メインでダイエットする
ということを言いました。
しかし、現在の体と理想の体のギャップ次第では、筋肉量を減らしながらダイエットをしないと、理想の体に近づかない場合もあります。
僕のトレーナーとしての経験上、けっこう稀なケースです。
具体的にどのような場合かというと、遺伝的に筋肉が多い体質だったり、学生時代にスポーツをはーどに行っていて、今現在の体の筋肉量がだいぶ多い状態だとします。
でも、なりたい理想の体は、このような体型だったとします。
(画像引用:http://www.oricon.co.jp/news/2071479/photo/7/)
女優の桐谷美玲さんですね。桐谷さんのような体型はかなり細いですよね。なぜこんなに細いかというと、体脂肪が少ないのはもちろんですが、筋肉量も少ないからです。それと、遺伝的に細く見えやすい骨格だったりします。
ですので、もし今のあなたが筋肉量が多い状態で、なりたい理想の体が上の写真のモデルさんのようになりたいとしたら、脂肪だけでなく、今ある筋肉も減らさないと、モデルさんのような理想の体にならない場合もあります。
筋肉量が多いと足が細くならない
特に、お尻や太もも、ふくらはぎなどの下半身に、もともと筋肉量が多いという方もいらっしゃいます。
このようなタイプの方で、モデルのように棒みたいな細い足になりたい!という場合は、あえて筋肉量を落とさないと理想の体に近づかない場合もあります。
できれば、現在の体を体組成計で測定して、シュミレーションをしてみましょう。家庭用の体組成計を購入するなら、下記の商品がおすすめです。ダイエットの計算方法は、こちらのブログを参考にされてください。
ダイエット中に筋肉量が落ちてしまうと、デメリットも多い
先ほど少し言いましたが、ダイエット中に筋肉量が落ちてしまうとデメリットも多いです。
・筋肉量が落ちれば、基礎代謝が落ちて、太りやすく痩せにくく体質になってしまう。つまりリバウンドしやすい体質になる。
・筋肉量が落ちれば、筋力・体力が落ちてしまう。つまり老化を促進する。
メインのデメリットはこの2つですね。
ですので、
・このようなデメリットがあっても、理想的な体型になりたいので、体型の方を優先する!
と思うか、
・モデルさんみたいに細くなりたいけど、デメリットもあるし健康的に良くなさそうだから、なるべく筋肉量を減らさないようにしてダイエットしする!
と思うか、どちらかだと思います。
このような場合以外で、
・筋力や体力は落としたくない
・基礎代謝は維持したい
・体重より体脂肪率を下げたい
・健康的にダイエットしたい
などと思っている方は、なるべく筋肉量を落とさないようにして、脂肪メインでダイエットした方がいいです。
うちにパーソナルトレーニングを受けに来られるほとんどの方は、ただ痩せたいだけでなく、「健康的に痩せたい!」と思っている方が多いです。
しかし、理想の体というのは、人それぞれ違います。自分にとってはどちらがいいのか、考えてみましょう。
例えば、最近ではフィットネスのコンテストが流行っていますよね。「ベストボディ」だったり「サマースタイル」だったり、「フィジーク」だったりします。
このような体型が健康的かというと、実は健康的ではありません。男性の体脂肪率の標準の範囲は、10〜20%の間です。この写真の方は、5%以下くらいだと思います。
筋肉量は多いので、筋力や体力は高いでしょう。しかし、ここまで筋肉量を増やしたり、体脂肪率を下げたりということは、かなり追い込まないといけません。健康的かといえば健康的ではないです。
競技ですから、無理もしなければ上位になれないのです。
アスリートもそうですよね!アスリートの方って、けっこう短命だったりします。やはり、パフォーマンスを極限まで高めるためには、体を追い込まなければならないので、体には負担がかかります。
この辺は、価値観の違いです。
よく、筋トレや体づくりを頑張っている人を、
「何目指しているの?よくやるね〜」
などという方もいますが、人からとやかく言われることではないですよね。個人の自由ですから。
自分の価値観に沿って、筋肉量を落とさずにダイエットするのか、筋肉量を落としながらダイエットをするのかを決めまていきましょう。
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Source: 筋トレちゃんねる