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続:竹内涼真さん40kgダンベル事件の真相?
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まずは前回の復習

Twitterや5chで話題になった竹内涼真さんのダンベル事件の続報です。
詳しい内容は下記リンクにある前回の記事をご参照ください。

まず、これまでの経緯を簡単にご説明いたします。

【事件の背景】俳優の竹内涼真さんが投稿した画像がまさかの論争に

論争の原因となったのは竹内さんの美しい肉体ではなく、写真に書かれた
「最初片手10キロだったのに...ついに40キロ到達うれしい」というコメントでした。

【疑問点】「3カ月という極めて短期間」でダンベルベンチプレスの挙上重量が「未経験者相当の10kg」から「中級者相当の40kg」に増大。本当?

このコメントに対してTwitterや5chでは「40キロ?嘘だろ!?」、「こんな体じゃ40キロは無理」、「3カ月で40キロはありえない」のような懐疑的なコメントが投稿されております。

疑問点は以下の通り:
①3カ月という期間は何がなんでも短すぎる(期間の問題)
②上記の期間で未経験者相当の重量から中級者(ウエイトトレーニング歴2年相当)の重量にランクアップすることはありえない。

【前回のまとめ】トレーニング期間は3カ月ではなく2年以上

まず、前回のまとめとして、竹内さんのトレーニング歴は3カ月ではなく少なくとも2年以上であることが明らかになりました。

いつもお世話になってるパーソナルトレーナーの洋平さんのジムでトレーニングして来ました‼️ 洋平さんは90キロもあげてる こっから体変えるぞ✨ pic.twitter.com/YoMsOBVFqx

ベンチプレスに取り組む竹内さん(写真上)。投稿日時は2015年2月。この時点で50kgのベンチプレスに取り組んでいる。

Twitterの投稿を調べたところ、2015年2月から最低でも2016年10月までトレーナーの下で継続的なトレーニングに取り組んでいることが明らかになりました。

その後、トレーニングに関するツイートは2018年4月まで投稿されていないため、この期間をブランクと仮定した場合でも最低で2年、最大で3年半のトレーニング経験があることが明らかになりました。

以上のような背景にも関わらず、「10kgが3カ月で40kg」という極めて限定的な情報だけを投稿したため、
「見た目が細い初心者が極めて短期間で中級者以上の筋力を手に入れた」
と解釈され、今回の騒動につながったと考えられます。

 

【前回の考察】ダンベルベンチプレスが未経験だった?

 

前回の記事の考察で「3カ月で10kg→40kg」という爆発的な成長はトレーニング経験者だったら一発で嘘だと分かってしまう事が明らかになりました。詳しくは記事トップのリンクをご参照ください。
しかしながら、見栄っ張りの中学生が考えたような嘘をトレーナーと事務所がノーチェックで通してしまうとは正直考えにくいです。以上の点を踏まえ、前回の記事では以下のような解釈にいたりました。

1. 竹内さんは定期的なウエイトトレーニング数年間に取り組んでいた(ベンチプレスに取り組む姿をTwitterで確認済み)
2. トレーニングの経験はあったが、ダンベルベンチプレスに取り組んだ経験がなかったため10kgからスタートした(仮説)
3. 2年以上のトレーニング歴があったため、ダンベルベンチプレスの重量は劇的に向上し、3カ月で40kgまで到達することができた(仮説)

すなわち、「ダンベルベンチプレスに取り組んだ経験が無い」と仮定することで今回の爆発的な成長を説明できると考えたのです。

 

次の項目からは今回の報告に移ります。

 

【ここから今回の考察】実はダンベルベンチプレスにも取り組んでいた

バーベルを使ったベンチプレスに日常的に取り組んでいた人でも、初めてダンベルベンチプレスを行った場合、バーベル相当の重量を扱うことは困難です。竹内さんもバーベルベンチプレスに長年取り組んでいましたが、ダンベルに慣れていなかったため初心者相当の10 kgからスタートしたと考えると辻褄があいます。

しかしながら、この仮定は当時、竹内さんがパーソナルトレーニングを受けていたトレーナーのブログにより否定されました。

まとめ③:トレーニング期間に加えて重量も逆盛りの可能性大

上記のリンクは2015年に投稿された竹内さんのトレーナーのブログです。Twitterではベンチプレスに取り組む様子のみが報告されていたため、ダンベルベンチプレスの経験があるかどうかは未解明でした。

バーベルに加えダンベルベンチプレスに取り組んでいることも明らかになり、「ダンベルベンチプレスの経験がなかったから10kgという未経験の初心者重量からスタートした」という仮説は否定されてしまいました。

竹内さんほどのトレ0ニング経験がある場合、ブランクを仮定しても未経験者の挙上重量と同等ということはありえません。直感的に分かりやすい例を挙げれば部活での運動経験がある人と無い人を思い浮かべてください。筋力、体型共に大きく異なることは納得いただけると思います。

 

ananでも逆盛り?

 

今回のダンベル騒動以外にも似たような記事を見つけました。

以下記事から引用
「竹内さんは4月上旬から2か月間、ドラマの撮影で多忙を極める中、同誌の撮影に照準を合わせて、ほぼ全てのプライベート時間をトレーニングに注いぎました。その肉体美は必見です。

プロゴルファーの石川遼(26)、16年リオ五輪陸上400メートルリレー銀メダルの山県亮太(26)らを指導するトレーナー・仲田健氏(49)さんの監修を受け、ウェートトレーニングや食事改善を実践。ベンチプレスは50→90キロ、胸囲は87→100センチ、体重は70→76キロにアップし、筋肉の形が浮き上がるような体ができあがったとのこと。」

概要をまとめますと2カ月間で、
・ベンチプレス(バーベル):50→90kg
・胸囲:87→100cm
・体重:70→76kg

ベンチプレスは3年前の時点でリハビリで60kgを15回(80kg相当)を上げていたので、もう突っ込みません。体重増加は筋力、筋量増加を目指した増量の場合はそこまでおかしな数値ではありません。

この中で気になったのは胸囲の変化です。

胸囲の変化の概算(細かい話なので興味の無い方は飛ばしてください)

 

計算の話ですので結論だけ知りたい方は飛ばしてください。

【胸の断面積は約1.3倍】
胸囲が87→100cmに変化した場合、2カ月で1.15倍の変化が起こっております。
この値ですが胸周りを単純な円柱と仮定した場合、胸の断面積の変化は実に1.3倍になります。


楕円体での近似でも同様の値が得られます。細かい



【胸の厚みは平均で+21mm】

 

上記のような胸周りの変化が起こる場合は、胸周りを円柱と仮定した場合、半径が21 mm増加したことにになります。
この値は平均値ですので、胸囲の変化に寄与する大胸筋や大円筋のような筋肉の厚みはより大きく変化すると考えられます。

では、一般的な人がトレーニングに取り組んだ場合のデータを見てみましょう。

上記の論文は東京大学の学生を対象に週に3回バーベルベンチプレスに取り組んでもらい、トレーニングに伴う大胸筋の厚さの変化を超音波で計測したものです。
トレーニングの内容としては大胸筋を厚くするトレーニングの定番であるベンチプレスを、最大出力の75%で10回×3セットと、一般的に筋肉を大きくするためのメニューで取り組んでおります。
筋肉の増量には十分な量のトレーニングが必要ですが、同じ個所を週に2回以上のトレーニングに取り組むことで十分な筋肥大が得られるため、今回の週に3回の胸のトレーニングは十分なトレーニング量であると考えられます(詳しくは「筋肥大 トレーニング頻度」で検索してください)。

【大胸筋の厚さは2カ月で+6mm】
この論文の報告によると上記のトレーニングに2カ月取り組むことで大胸筋の厚さが6mm増大したと報告されました。

【竹内さんの胸部の厚さの変化は+40mm相当】
竹内さんの場合は、胸周りの厚さが平均で20mm増大する結果が得られておりましたが、この値は胸囲全体の平均値であるため胸囲の変化に大きく寄与する筋肉の厚さはより大きく変化したと考えられます。
大胸筋は上半身の中でも2番目に大きい筋肉であり(ちなみに1位は肩の筋肉である三角筋)、トレーニングによる筋肥大の効果も大きいです。
そのため、胸囲が平均で20mm増大するためには、40mm程度大胸筋の厚みが変化しててもおかしくないです。

したがって、竹内さんの2カ月間での大胸筋の厚みの変化は一般的な筋トレに取り組む人の7倍程度であると考えられます。

 

胸囲の劇的な成長は逆盛り(過少申告)で説明できる

 

7倍のスピードで筋肉が肥大する人なんているのでしょうか?
実はこの劇的な成長も逆盛りで説明できます。

次は胸囲の変化ではなくて、現在の竹内さんの100cmの胸囲に注目してみましょう。

胸囲100cmと聞くとものすごいマッチョなイメージが浮かびます。

芸能人で胸囲が100cmの例を挙げますと、

・山下智久さん(ジャニーズ、俳優)
・須藤元気さん(元格闘家)
・武井壮さん(タレント)

このように、格闘家や著名な筋肉タレントの名前が複数並びます。

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