サイゼリヤって安いし健康にいいし最強じゃね？

　1990年以降、共働き世帯の増加などで外食産業の存在意義が増した現在。しかし多くの産業同様、その反作用のようなかたちで消費者の好みが多様化し、
画一的なメニューでコストを下げ、集客力を高めるという従来のチェーン店の強みが薄れつつあるのも事実だ。

“チェーン店だから同じメニュー”はとっくの昔

　たとえば、各店舗の店長に権限を与える「富士そば」は、店舗ごとに味やメニューが異なることでも有名だが、それら近年の飲食業界の趨勢が相まってか、
都内にはありふれたチェーン店の看板を掲げながら、その店舗独自の限定的なイベントやサービスを実施する店舗が存在する。

　本記事では、よくある店舗ごとの割引などではなく、意外性のある限定サービスを展開する飲食チェーンの店舗を紹介する。使い慣れたチェーン店特有の安心感がありながら、
限定的な特別サービスを行うそれらの店舗は、まさに個人店とチェーン店良いところ取りとも言えそうだ。

　格安でイタリアンが食べられる人気ファミリーレストラン「サイゼリヤ」には、ホテルのレストランも兼ねて営業する店舗で、ビュッフェスタイルのモーニングを提供するという店舗が存在する。

　都内では唯一、水道橋駅・後楽園前駅から程近いサイゼリヤ ドンキホーテ後楽園店が、一般客でも利用できる入場料1000円の朝食バイキングを提供している。

　日によってメニューは微妙に異なるそうだが、ミラノ風ドリアやアラビアータなど通常メニューが並び、サラダやスープ、ドリンクバー、デザート類も充実しているが、
ホテルのモーニングらしく白米やお味噌汁、納豆、焼き魚といった和食も提供されているという点がおもしろい。

https://news.nifty.com/article/magazine/12193-20170319-1302515/