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シワ取りの仕組み
シワは加齢と共にどうしても増加します。
シワはなぜできてしまうのか、また、シワを取り除くためにはどうすればいいのでしょうか。
人生の年輪ともいわれるシワは、皮膚の下にある真皮層の内部が破壊されるために発生します。
真皮層はその70%がコラーゲンでできた弾力のある層ですが、
年齢と共に層が衰えることで表面に起伏ができてきます。
一方、皮膚の表面には皮溝と呼ばれる細いくぼみの線が網目状に走っています。
真皮層が壊れて波打つと皮溝が深くなりシワになりますが、
シワ取りはこの皮溝を浅くすることになります。
皮膚は筋肉の運動に沿って伸びたり縮んだりします。
目や口周辺のシワは最も気になる部分ですが、
この部分のシワは表情筋と呼ばれる顔面の筋肉によってできます。
普段はシワのない人でも、笑ったときには目尻・口元のシワがでます。
年を取ると、表情筋に力を入れていない時にもそのシワが残ります。
こういったシワはたいへん気になるものですが、
豊かな表情をする人や笑顔が多い人ほど横方向のシワができやすくなります。
顔にシワが出るのを嫌って表情もなく笑顔も見せずに生きていくよりも、
顔のシワをある程度受け入れつつ、ほどほどのシワ取りをしながら笑顔で人生を謳歌した方が、
充実した生き方と言えるのではないでしょうか。
手術によるシワ取り
現在では、シワの手術はかつてそうであったよりも手軽で安全なものになりました。
シワやたるみが発生しやすい顔の部分はたいてい一緒で、口元、目元、首、頬などとなりますが、
どこも手術でシワ取りをすることができます。
シワ取り手術は入院することは必要ありませんので、術後は翌日から人に会うこともできます。
手術ではシワや皮膚のたるみを切って取り除くため、
まつげの下や髪の中などに傷跡が残りますが目立たない場所なので大丈夫です。
シワ取りの手術後の状態は、仰向けになって鏡を見た時のような状態になります。
頬のシワや鼻の横のみぞに対しては、耳の上下付近でたるんでいる皮膚を切り取って、
筋肉を斜め方向に引き上げる形で手術を行います。
目元や鼻の横のシワを取ってしまうのにはこれが一番で、
皮膚だけを切り取ってシワを取り去るよりも、
筋肉を斜め方向に引き上げた方が効果が長く続きます。
目の下に対してシワ取りを行うには、まつげの生え際付近で皮膚を切り取ります。
皮下出血をしたような感じでまぶたの下に色がつくことがありますが、
これも一週間ほどで消えます。
額に対してシワ取りを行うには皮膚を切り取って引っ張り上げるわけですが、
皮膚の切り取りは髪の生え際よりも数センチ上で行われます。
額付近の皮膚は厚く、
このため手術した部分が腫れるようなことがほとんどないのが利点と言えます。
美容外科医の中には、表在性筋膜をたくし上げるなどの術式をとる者もいます。
注射によるシワ取り
シワを取る方法として、シワの下に薬液を注入してシワを消すというものがあります。
コラーゲンやヒアルロン酸が、シワ取り手術に使われている薬液です。
シワの下にこれらの薬液を注入することで、内部からシワを消すという方法です。
よく冷やした皮膚に細い針を注射をすることになります。
痛みは少なく、小ジワの処置なら20分程度とごく短時間で終わります。
ただし、この手術は定期的に行う必要があります。
注入するコラーゲンは、時間の経過と共に身体に吸収されるからです。
コラーゲンは、子牛の真皮層を精製したものを美容外科では用いています。
アレルギーテストが必要になりますので、
シワ取り手術を受ける前に1ヶ月は経過を見なければなりません。
ヒアルロン酸の注射による注入は、小鼻の両脇から唇の両端までにできるシワや、
目の下などのシワ取り治療として簡単安全な方法です。
ヒアルロン酸は元々真皮の中に存在し、
皮膚を押し上げてハリを持たせシワのない肌を作っている物質です。
ただし注射によって注入されたヒアルロン酸は、1年程度で分解されて肌に吸収され、
シワ取りの効果がなくなってしまいます。
シワ取りには、神経と筋肉の働きに作用してシワを消すというボトックス注入法があります。
額や眉間のシワに使用します。ヒアルロン酸注入とボトックス注入をうまく併用することで、
シワ消し効果が高まります。




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