食事制限にはメリットもあればデメリットもあります。
ただ適当な感覚で「ごはん食べる量減らしたらいいんでしょ!」と食事制限するとデメリット部分が大きなってしまうことが多いですね。
今回は食事制限のデメリットについて書いていきたいと思います。
目次 [非表示]
適当な食事制限のデメリット
栄養不足
一番大きなデメリットは栄養不足。
あらゆる不調の元になりかねないし疲労が取れないといったことも起こる可能性があります。
食事制限をすると食事から摂れる栄養素が少なくなるので栄養バランスを整えるのがとても難しくなってしまうんですよ。
今まで無駄に糖質だけ多い食事をしていた人にとってはすでに栄養不足だったので変化ないかもしれないですが。汗
現在は太っているのに栄養不足な隠れ栄養失調になっている人も多いので、食事制限をした時に栄養バランスの見直しをしてみるのもいいでしょう。
太りやすくなる(リバウンドしやすくなる)
摂取カロリーを減らすと必ず基礎代謝は下がってしまいます。
これはどう頑張っても避けられないです。
基礎代謝が下がる理由としては
- 身体が生命維持しようと消費カロリーを抑える
- 体重が減ると基礎代謝は減る
- 筋肉量の低下
この3つが大きなところ。
一つ目はダイエットをして摂取カロリーを減らすと身体としては「おいおい、やばいぞ!エネルギー源なくなるやん!」ってことで焦ってあまり必要のない部分からスイッチをオフにしてエネルギーを使わないようにしていくんですね。
二つ目は基礎代謝は筋肉量を維持してても脂肪が減って体重が落ちると下がるということです。
100kgの人が80kgまで体重を落としたら必ず基礎代謝も落ちます。
つまり100kgの時なら十分痩せられてた摂取カロリーでも80kgになったら体重維持ぐらいのカロリーになったりしてるので「最近食事制限しっかりやってるのに痩せない!」と思った時はこれを思い出してください。
3つ目の筋肉量の低下で基礎代謝が落ちている人は多いですね。
筋トレをしていてもタンパク質不足だと筋肉はつきません。
しかし逆に高タンパク質な食事をしていればトレーニング量があまり多くなくても筋肉量の維持は一般人レベルの人なら可能です。
筋肉量の維持以外の2つは避けられないので基本的にダイエットすれば基礎代謝は下がるよーと覚えておいてくださいね。
⇒食べながら痩せるための10の方法!長期戦でリバウンド知らずのダイエット方法!
ホメオスタシスが働く
恒常性維持機能とも言って「今までの状態が楽に生活するにはベスト」と身体が勝手に反応することです。
肥満体型で明らかに体にとって良い状態じゃないにもかかわらず痩せていくとお腹が空いてどか食い→リバウンドとなる人がめちゃくちゃ多いのはホメオスタシスが働いて元に戻ろうとしてるからなんですね。
タバコをやめたくても禁煙したら一時的に体調崩すのと同じようなものです。
ホメオスタシスを発動せずにダイエットしていくにはゆっくりと脂肪を落としていくしかありません。
具体的に言いますと1ヶ月で現体重の5%以内でダイエットを進めましょう。
スタート時の体重が60kgの人の場合は1ヶ月で3kgまでの減量ならOKということですね。
停滞期が辛い
食事制限だけでも辛いのにさらに停滞期はやってきます。
ここで食事量をもっと減らしてしまうと栄養不足が加速するので気を付けましょう。
焦らずじっくりと停滞期が終わるのを待つのがダイエットの近道です。
少しでも早く停滞期を終わらせたいという場合はチートデイを取り入れてみてください。
チート後1日2日は少し体重が増えますがそのあとはまたスルスル体重落ちていきますよ。
食事制限はストレス源になる
ダイエット中最大の敵はストレスです。
ストレスによってホルモンバランスが崩れることで痩せにくくなりますし食欲も増してしまいます。
しかしダイエットのために食事制限をすること自体がストレスになってしまうんですよね。汗
このストレスを放置しておくと我慢できなくなってしまいついお菓子やジュースを飲み食いしたり食事量が増えちゃったりするので気を付けましょう。
特に食事がストレス解消法になっていた人の場合はダイエット開始時点で新しいストレス解消法を用意しておいてください。
食事制限に頼りすぎる
これは特に女性に多いですね。
食事制限には限界があります。
それに制限すればするほどどんどん基礎代謝が下がってしまうので痩せにくい状態になっていくんですね。
しかもダイエットが終わって食事量をある程度元に戻しても基礎代謝は元に戻らないので太りやすい体質になってしまうというわけです。
最悪の場合拒食症とかになりかねないので食事制限はほどほどに運動量を増やしていくといいでしょう。
スポンサーリンク
食欲を抑えるのが難しくなる
食事制限をすると食欲ホルモンであるレプチンとグレリンのバランスが崩れます。
すると食欲が増してくるので我慢するのも難しくなってくるんですね。
食欲はダイエット終了後もなかなか元に戻らないので食欲を抑える方法でしっかり抑えていきましょう。
生理不順になることも
過激なダイエットは体調不良の原因になります。
女性限定ですが食事制限を激しくやりすぎることで生理不順に陥ることもあるので気を付けましょう。
ちなみに食事制限だけでなく女性の場合体脂肪率が一桁になると生理が止まるとも言われています。
女性の方が食事制限することが多いですが男性に比べると食事制限でのダメージが大きいのでゆっくりと食事量を減らしつつ体調を見ておきましょう。
冷え性になるかもしれない
原因は筋肉量の低下。
ちょっと体格いい人が近くに来ただけで周りの温度が上がったような感覚になったことがある人ならなんとなくわかると思います。
運動部がワラワラと大量に食堂に入ってくると暑苦しくなるのも同じですね。
筋肉は熱を大量に作るので体温が上がるんですよ。
しかし食事制限によって筋肉量が低下してしまうと熱の発生源が減るわけです。
しかもそれを体の末端の手足の先まで送り届けにくくなるため冷え性になってしまう可能性が高まるんですね。
筋トレを始めることで冷え性が改善するというのはこれと逆の現象が起きるからです。
乾燥肌になることもある
炭水化物、タンパク質、脂質の3大栄養素は実は肌にとってめちゃくちゃ重要な栄養素なんですよ。
ビタミンとかミネラルとか言われる前にこの3つですね。
糖質は肌でコラーゲンを作るために必要なので不足するとコラーゲン不足になります。
肌はそもそもタンパク質でできていますしコラーゲンも実はタンパク質です。
なのでタンパク質不足だと肌荒れの原因になりやすいんですね。
最後に脂質は油分ですよね。
良質な脂質は肌を守る皮脂となってくれるので綺麗で潤いのある肌を維持するには脂質も大切なんです。
脂質制限をしている人の中には極端にやりすぎて肌がカッサカサになってる人もいますからね。汗
トランス脂肪酸は必要ないですが魚やナッツ類に含まれている良質な脂質はっしかり摂りましょう。
急激なダイエットは皮膚がたるむ
これは食事制限だけではないですがそもそも食事制限を全くしないでダイエットは難しいでしょう。
現時点で完全な肥満体型の場合は要注意です。
大量の脂肪によって体中の皮膚は伸びまくってますよね。
ここで一気にダイエットして脂肪を減らすと皮膚が対応できずに伸びっぱなしになってしまうんですよ。
結果皮膚がたるみます。
ダイエット企画の番組で一度は見たことあるんじゃないでしょうか。
少しずつ脂肪を減らしていけばたるみができずに痩せることができるので焦らずゆっくり体重を減らしていきましょう。
まとめ
食事制限なしでダイエットすることはほぼ不可能です。
1日に3000も4000kcalも摂ってるのを運動だけで消費するのは至難の業ですからね。汗
1ヶ月に100kcalだけでもいいじゃないですか。
少しずつ食事制限をして辛さを抑えつつダイエットしていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。